7月7日〜20日まで現在DIFARが市と協働でごみのリサイクルプロジェクトを実施しているバジェグランデ市の市長ロメロ・ペーニャ・カスト氏が日本に派遣され、愛知県、長野県、東京、三重県に滞在されました。通訳として、現地代表瀧本里子もボリビアから同行しました。
7月7日の朝、中部国際空港に二人が到着されたあとすぐに、愛知県東栄町へ向かいました。愛知エクスポの時からボリビアとご縁がある愛知県東栄町とバジェグランデ市の姉妹都市提携の調印式が行われるためです。
愛知県東栄町につくと、町役場の職員さん全員(くらい大勢)がボリビアの国旗をふって出迎えてくださいました。
そこで ご挨拶のあと、小学校に移動し、参観をさせてもらいました。
3年前に地元の木材を使った平屋の小学校です。廊下はまっすぐ100M以上あるということでした。外側の窓は腰から上の窓ではなく、外側が広縁になっていて、あけはなたれたガラス戸から気持ちの良い風が吹いていました。
1年生から順番に参観させてもらいました。全校舎のいたるところにボリビアの国旗が飾られていました、、、!
国旗を手作りしたという生徒に感激の思いのこもったハグを送られる市長さん。
机もお手製で、1年生の時に自分の机をもらって、6年間同じ机を使うそうです。身長に合わせて 脚の長さが調整できます。
そして 卒業の時に その机も一緒に卒業して 思い出とともにずっと一緒になんて いいですね。
この学校の先生が特別なのか、子供が特別なのか、先生の教え方も魅力的(子供の興味や意欲を引き出す)でしたし、子供も授業を楽しんでいるように思えました。
バジェグランデ市長さんは、先生の教え方や、静かに集中して聞く子供達の授業態度にいたく感動されていたようです。
○×クイズに参加される市長さん
短冊に七夕のお願いごとも書かれ、子どもたちと一緒に笹につけられました。
ソーラーパネルで学校内の電気を賄っているそうです。このシステムにも興味津々の市長さん。
全校生徒の前で、日本の学校の素晴しさを絶賛しておられました。
学校見学の後は、姉妹都市友好推進協定のセレモニーが開かれました。
調印が終わったあと、それぞれの町の特産品の贈呈式が行われました。
東栄町からは東栄町在住の陶芸家さんが作られた湯呑みが贈られました。
バジェグランデからは、
帽子
バッグ
「これはとうもろこしの皮で作った人形です」
「これはバジェグランデの人が使っているサンダルのキーホルダーです」
「これが本物のサンダルです」
「これは馬や牛に使うムチです。子どもが言うことを聞かない時にも使います」と冗談も言われる市長さん。
「これはCDです」一つ一つ丁寧に説明してくださるバジェグランデ市長さんと、次から次へと出てくる贈り物に驚かれる東栄町長さんでした。
東栄町町長さんは、パジェグランデ市長さんから送られたテンガロンハットがよく似合っていました。
場所を移して、花祭り会館にてバジェグランデの発表、そして東栄町からお琴の発表と、ボリビアからは民族音楽の発表がありました。
夜は千代姫荘にて、地元のお母さんたちが手作りされた、地元の食材をふんだんに使ったお料理を頂きました。すぐ側の川でとれた鮎や、猪肉、こんにゃく、蕎麦など、バジェグランデ市長さんにとっては、はじめて食べられるものばかりで、東栄町の皆さんのご説明を受けながら、はじめての日本の夕食を楽しんでおられました。
2日目は午前中中田クリーンセンターを見学させていただきました。
整った施設、そこで働いておられる職員の方々、
日本の仕事の正確さに感心されていました。
東栄町長様をはじめ東栄町役場の皆様、
東栄小学校の皆様、
そしてこの日の実現のために尽力してくださった伊藤久代様はじめ東栄町会議員の皆様、
温かく受け入れてくださった東栄町の皆様に心から感謝をいたします。
ありがとうございました。
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