バジェ・グランデでの活動

2014年6月10日岩谷良恵(インターン)さんより

みなさま

 

インターンの岩谷良恵です。

バジェグランデの活動レポートを送りたいと思います。

 

先週は、6月5日の世界環境デーのイベントとして、

前日の4日に①市内の清掃キャンペーン、

当日の5日に②バジェグランデの環境会議が開催されました。

 

DIFARと市役所の協働で、①のキャンペーンのために、多くの人があわただしくDIFARの事務所を訪れ、準備・確認作業がなされました。

 

①清掃キャンペーンは、市内の7つの中高校(ボリビアでは一般に中高一貫の6年制学校になっています)の生徒・教員、教員養成大学の学生、合計1400人ほど参加しました。

 

たくさんのグループに分かれて第一環状線内の地域一帯を分担し、ゴミの選別を学びながら拾う活動は、生徒さんたちにとっては授業の一貫でもあり、真剣かつ楽しみながらやっていました。

 

私は、DIFARで5月から働いているアルティさんと、つい5月26日から働き始めたガブリエルさんと一緒に、各地をまわって写真を撮りながら、「回収袋が足りない」「手袋(医療用ビニール手袋)が破けた」と言われれば、そこまで届けるという作業に往復していました。

 

回収したゴミの更なる選別作業を予定していた堆肥場には、残念ながら時間通りに

ゴミが届かず、結局、教員養成大学の学生には活動してもらえずに終わりました。

この学生の皆さんには、急遽マリーさんとアルティさんとで、堆肥づくりの講習会を行いました。

 

この日は、キャンペーンのほかに、バジェグランデにあるガブリエル・レネ・モレーノ大学の教員と1年生の学生、計45名の講習会も行いました。

 

この2つの講習会は、主に広美ちゃんがいた頃から働いているマリーさんが担当し、

たくさんの質問にきちんと答えて、約1時間の丁寧な講習会を行いました。

 

キャンペーンでは、500袋ほどのゴミが集められました。これまでにも清掃キャンペーンは行われてきたそうですが、今回ほど大規模に行ったのは初めてだったそうです。

 

7日(土)に行われた市役所との反省会では、各学校の担当教員と事前のコーディネートをもっと詳しくする必要があったのではないか、という意見が出ました。

 

また、市民の自主的な参加はほとんど見られませんでしたが、市民のなかには、誤解した人もいて、家庭ゴミを一緒に回収してくれるだろうと思い、何時にどこにゴミも持って行けばいいのか、という質問も寄せられました。

 

今後、市民参加については、各地区の住民委員会との協働する方向で、年に一度ではなくて、市役所から働きかけて、定期的に清掃をする時期と地区を決めながら、地域にゴミを捨てずきれいにするという習慣をつけなければならないのではないか、という反省もありました。

 

ちなみに、高地のラパス県、アイマラ族の文化圏にある地域では、全体的に住民委員会はとても自治が強く、何か外部からプロジェクトを提案する際には、市町村の役所よりもまず先に、この住民委員会と、もう一つ伝統的な権威者の委員会(Mallukuという長老をリーダーにした、6~8人ほどの委員会で、年に一度必ず投票で交代します)に相談しなくては、全く事が運びません。

 

住民委員会は、1952年にボリビアで社会革命が起こった後から組織されるようになった自治組織で、だいたい1年交代で運営していますが、後者の委員会は、日本の歴史で言うと、中世の惣村が生まれた時期からできた村の自治組織に似ています。

 

なので、この委員会の両方に話をもっていかなくてはならないのですが、

バジェグランデの地域には、そういった習慣や文化はないのでしょうか???

 

さて、②の環境会議ですが、朝10時から夜9時15分頃まで、午前・午後・夜の部と行われました。

 

主たる報告は、サンタクルス県の環境教育センターから、サンタクルス県内の環境問題と水の問題についてなされ、それをもとに、バジェグランデの状況をふまえて質疑応答する時間がありました。

 

バジェグランデでは、近年、別の地域(主にチャコ地方)から移ってきているオウムによって、農作物被害が増えており、それに困っている例が多いそうです。

オウムにとっても、以前より食物が不足している環境になっていること、また、農業者にとってはトウモロコシ被害が深刻で困っている、いう議論がありました。

 

DIFARの報告については、急に時間がとれないかもしれないと言われ、

午前の部にマリーさんと、市役所の担当者から、口頭でリサイクル活動の紹介をしました。

 

ですが、夜の部で再度時間をとってもらうようにサバさんが交渉し、閉会の言葉の前に、報告を行いました。

 

この日は、環境会議の合間に、DIFAR事務所(広美さんがいた時とは別の、通りに面した倉庫みたいな事務所)に業者さんが来てガラス戸をいれる作業をしたり、急遽トヨタ財団への予算申請についての会議をしたりと、皆忙しく、とても長い1日でした。

 

ちなみに、ガラス戸が入った事務所は、とても明るくて、寒い時や、通りの車の音が大きい時には閉めて話ができるので、職場環境は格段に良くなりました!

 

ですが、このガラス戸があまりに透明で、これまで何人かが鼻や頭をぶつけていて、

昨日(9日)は、マリーさんの2歳の息子さんが、頭を打って泣いてしまいました。

私も今日(10日)、あわてて外に出ようとして、ガラス戸にぶつかってしまいました・・・。

 

また、昨日と今日はDIFAR事務所の3Rのイメージも壁に描き直されました。

描いている人はファビオさんというアーティストで、作業するときには深緑色の服を着ているので、まるでチェ・ゲバラみたいです。

 

先週の主な活動と、今週の様子も少し入れましたが、今日は以上です。

 

岩谷良恵(2014年6月10日)

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