パンパグランデ市より、活動報告が届きました!

2019年1月21日

地球環境基金の助成をいただき、現在実施中の

「ボリビア多民族国パンパグランデ市における農薬容器を含む廃棄物リサイクルプロジェクト」

現地駐在スタッフの城井より、活動報告が届きました!

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私の主な活動内容は、自家用コンポストの普及です。今年度は、パンパグランデ市の中でも分別回収の実施されてない自治会:パンパグランデ(市の名前と一緒)のエリアを対象に普及を進めています。

コンポストでたい肥を作る方法は、様々なメソッドがあります。私は今回、2つか3つのメソッドを導入したいと思っています。

一つ目は、神奈川県葉山町うまれのコンポスト「キエーロ」です。これは底のない屋根付きの箱に土を入れて、毎日出る生ごみと混ぜていく方法です。基材が土というシンプルなものなので、箱製作の初期費用がかかるものの、継続は簡単です。

 

二つ目は、福岡市うまれのメソッド、段ボールコンポスト(循環生活研究所)です。その名の通り、容器に段ボールを使い、基材は25年もの研究で選ばれた素材を使っています。基材をその都度買わないといけないところが課題です。

三つ目は、高倉式コンポストで、北九州市の高倉弘二氏が開発したメソッドです。自然界の身近なものを利用してより土壌に適した菌を活かした手法です。半分をたい肥に使い、残りの半分を引き続き基材として使えるため、継続性があります。

キエーロは、地元の大工さんに作ってもらっています。

段ボールコンポストのダンボールは、壁が二重である必要があります。これを探すのは簡単だと思っていました。まず、パンパグランデの資源ごみとして出される段ボールの山から使えそうなものを探したのですが、どれも使い果たされてしまった段ボールばかりで、求めるものはありませんでした。日本ではホームセンターで売られていますので、その感覚でいたのですが、都会のサンタクルスで探しても、見つかりませんでした。段ボールのリサイクル工場に赴き、二重構造のダンボールが必要だと相談すると、受注生産になり、最低1000個から生産するとのことでした。50個しか探していなかったので、発注は諦めました。高倉式コンポストのパンフレットを眺めていると、素焼きの壺のイラストが目に入りました。「これだ!」とひらめき、循環生活研究所の代表に相談したところ、それでやってみようということになりました。地元で壺を作っている人を探して回ったのですが、見つけることができませんでした。市役所の元同僚に相談していたところ、都会のサンタクルスの市場で壺を作る人物を見つけたとの情報があり、やっと発注することができました。構想から発注まで、1か月半もかかってしまいました。段ボールコンポストは、虫の発生を防ぐために、カバーを作る必要があります。古いシーツをリユースして作ることになりました。段ボールコンポストの基材と高倉式コンポストの基材の容器はどちらもこの壺を使うことになります。

昨年末からDIFAR独自の事務所を対象地域のパンパグランデに構え、各家庭を訪問しながら普及活動を実施しています。現在1月11日時点で22名の登録をいただき、5名の方にキエーロ、1名の方に壺コンポストを実施していただいています。キエーロと壺の生産が追い付かず、予約していただいた順に製作出来次第お届けしている状況です。また、フォローアップも一週間おきに実施しています。フォローアップで着実に技術移転を実施することで、自分たちでたい肥作りができるようになり、家の中で循環リサイクルシステムが確立します。今後も100世帯の普及を目指してがんばります。

 キエーロ

キエーロのフォローアップの様子。

 壺式コンポスト

実践で混ぜ方の講習をします。

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